ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。
こんにちは。獣医師の佐々木です。
今回はみなさんに予防して頂いているフィラリア症についてお話しさせていただきます。
フィラリア症とは犬糸状虫:Dirofilaria immitisという寄生虫の幼虫が蚊を媒介して感染することで起こります。
主に血管や心臓の中に寄生して、治療することが難しく命を脅かす恐ろしい病気です。
一度感染すると、心臓の三尖弁と呼ばれる部分や肺動脈に寄生して右心不全を起こし、元気消失や食欲低下、浮腫や呼吸困難、咳などが症状として起こります。
また急激に症状が出る場合、赤いおしっこや黄疸が出ることもあります。
治療が難しく、症状が重くなってしまうフィラリア症ですが、飲み薬や塗り薬を使って予防することで出来ます。
フィラリアのシーズンは東京では5月〜12月とされていて、そのシーズンに合わせて予防することが一般的です。
本人の状態に合わせて、どの予防薬をお出しするかは決めるので獣医師にご相談ください。