CASES 症例紹介
ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

角膜潰瘍の猫の1例(目を気にする、目ヤニ、角膜)

角膜は目の外側を覆っており、外部からの刺激から守ってます。またレンズの働きも担っています。
しかし外界が直接触れるため、とても傷がつきやすい組織です。
角膜は目の一番外側ですが、傷が進行すると失明など重症化する場合があります。
原因として、外傷やアレルギーなどによる痒みによる自傷、大きな目の病気が隠れている可能性などがあります。


今回は角膜潰瘍の1例を紹介したいと思います。
右目がしゅぱしゅぱして気にしているとのことで来院されました。
目の染色検査を行ったところ中央部が黄色に染色されました。
染色部位は角膜が傷がついていることを示しています。

治療として角膜保護剤の点眼を開始し、目を掻いてしまうためエリザベスカラーをつけてもらいました。
1週間後の染色検査です。
治療前にあった染色されていた部位は無くなり、本人も気にしなくなったとのことでした。
治療前
治療後
角膜潰瘍は初期の治療か大切です。
目に違和感があった際は、早めの受診をお勧めします。
なにか気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
文責:獣医師 横山

本駒込動物動物病院
〒113-0021 文京区本駒込2-27-10  03-5319-1910
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