CASES 症例紹介
ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

良性の前立腺肥大の犬の1例(前立腺、便秘、頻尿、去勢手術)

犬の良性前立腺肥大は、前立腺が骨盤て直腸を圧迫し、接している尿道を狭窄することで、
〈便秘〉〈頻尿〉の症状が認められます。
前立腺の機能は、精巣から分泌されるホルモンからの作用を受けるため、予防として去勢手術が挙げられます。
また同様に治療においても、去勢手術を推奨しております。
抗ホルモン剤の内服療法による内科療法もあります。


今回は前立腺肥大が認められたヨークシャーテリア、17歳、未去勢雄を紹介します。
本症例は、便秘や頻尿などの症状がなく、定期検査で偶発的に前立腺肥大が認められました。
高齢ということもあり内科療法を選択しましたが、改善は認められませんでした。
現在は定期検査を実施し、治療はしておりません。

去勢手術を行うことにより「前立腺肥大」や「肛門周囲腺腫」などのホルモンに関与する病気を予防することが可能です。
これらのことから、なるべく早い去勢手術をおすすめしております。
なにか気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。


文責:獣医師 横山

本駒込動物動物病院
〒113-0021 文京区本駒込2-27-10  03-5319-1910
(豊島区・北区、駒込駅・千石駅近く)
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